悲しみのトルコリラ。5年にわたる戦いの歴史。

猫

バラ色に見えたトルコリラ。それが地獄の始まりでした

トルコリラのナンピン買いを始めて5年以上経ちます。最初に買ったのが2014年4月で、このときの相場は1リラが約48〜50円ぐらいでした。

もちろんスワップポイント狙いです。あまりの高金利に世界がバラ色に見えました。

値下がりリスクはもちろん意識していましたが、当面1リラ30円ぐらいまでの値下がりに備えておけば良いぐらいの考えでした。30円に明確な根拠はありません。きりがいいのと、当時のレートから見ればかなり下落した水準で、よっぽどのことが起きない限り、こんなに下落することはないと思っていました。

当時の想定は、おおまかにこんな感じです。

  • 48円から0.8円下がるごとに1枚(10,000通貨)づつ購入。
  • 1リラ30円に下がると、そこまでに23枚(230,000通貨)購入。
  • 万が一1リラ30円になったとしても、それによる損失は最大で約200万円。

本当に30円まで下がると当時どこまで真面目に考えていたのか、今となっては定かではありません。リーマン級の異変が来れば、一時的にそれぐらいの水準に達する可能性があるぐらいの感覚だったと思います。

こんな想定がまったくの誤りであると気付くまで、多くの時間はかかりませんでした。

そして、異変が始まった

トルコリラ投資を初めて1年ほど経った2015年の春以降トルコリラの価値は下がり始め、その年の夏には対円で40円ぐらいにまで低下したと思います。当初の想定に従って値下がりに応じて買い増しを続け、保有高は2015年の9月には10万通貨になりました。

この時点で、40円を割るのが現実となったので、少しおかしいぞと思うようになりました。その前年(2014年)には高いときで50円台以上をつけていたトルコリラが、わずかの間に40円を割り込むところまで来たのです。

もう、30円への下落もリーマン級のまさかの事態とは思えなくなりました。50円から40円に僅かな期間で下がるのならば、その後30円になってもおかしくはありません。

メッシュは、当初のプランを見直し、とりあえず1.5円〜2円の値下がりごとに1枚(10,000通貨)づつ買うことにしました。明確な根拠はありませんでしたが、それまでの0.8円ごとに1枚のペースのおよそ半分のペースに買うペースを落としました。

暴落中は思考停止気味。それでもナンピン買いは継続。

その後の価格下落は暴力的とも言えるものでした。2016年の年始に40円だったトルコリラは、1年後の2017年1月には30円を下回りました。その後30円付近で一進一退を繰り返した後、2018年に入ってまた下がり始め、その年の8月にはあっさり20円も割り込みました。

わずか3年足らずで半値以下ですね。

トルコリラチャート
トルコリラチャート(LIONFXより引用)

冷静にリスクプランを考える余裕はありませんでした。価格下落を見つめながら、ひたすら壊れた機械のようにナンピン買いを繰り返していただけです。もはや思考停止状態です。まあまともな感覚であれば、とてもあの暴落の中で買い続けるなんてことはできないと思いますが。。。

この間、もう一つの高金利通貨である南アランドが安定していたのが唯一の救いでした。南アランドの利益がなかったら、ロスカットになっていたかもしれません。

ともあれ、2018年の8月に1リラ15円台まで下落して、トルコリラはようやく下げ止まりました。その後は少し落ち着きを取り戻し、足元(2019年10月現在)では18円台で推移しています。

当初の計画は完全に破たん。ちょっとやりすぎちゃった。。。

30円まで値下がりしても大丈夫なように備えようという当初の目論見は木端微塵に砕け散りました。気がつくと、大量のトルコリラを抱えて茫然自失状態です。

暴落が止まった時点(2018年8月)でのポジションは、次のとおりです。

  • 保有高 26万通貨(26万トルコリラ)
  • 平均買付価格 34.0円/リラ
  • 含み損 約300万円

気がつくと、300万円負けていました。当初想定した200万円の最大損失を大きく超える損失が出ちゃいました。いくらなんでもここまで負けることはないと思っていたのに。。。高金利通貨ってやっぱり恐いですね。

現在の状況は?爆弾抱えて寝ています。

2018年8月に暴落が止まって以降、ここ1年ほどはトルコリラに大きな変動はありません。その後の若干の値戻しとスワップポイントで含み損は180万円ほど減って120万円になりました(2019年10月現在)。180万円のうち100万円がスワップポイントによる穴埋めです。大量保有しているのでスワップポイントもでかいです。

でも、それだけ多くのリスクを抱えているということでもあるので、毎日爆弾を抱えて寝ているようなものですね。1円の下落で26万円の損が出ます。4円動くとそれだけで100万円以上損します。

最悪期よりもだいぶ減ったとはいえ、今でも約120万円の含み損を抱えています。実はこの含み損のほとんどは2014年4月〜2015年9月までの1リラ40円台で建てた建玉によるものです。もう少し遅く始めていたら、あれだけの暴落にもかかわらず損益はトントンでした。結果論ですが。。。

最新の状況はこちらの記事で詳しくお伝えしています。ご興味があればどうそご覧ください。

つかの間の休息。今後はどうする?!

当初48〜50円だったトルコリラが気がつくと足元で18円台です。ここまでナンピン買いをすると、もう完全にやめ時を逸してますね。トルコリラもさすがに下がり疲れたようで、その後も中央銀行総裁の解任や政策金利の引下げなど大きな動きがあった割には、あまり反応はないようです。つかの間の休息でしょうね。

波静かな間に、今後のプランを改めて考えようと思いますが、その内容はまた別の記事で紹介したいと思います。

もうここまで来ると勝負としては負けでしょうね。あとは抱えるリスクを今一度検証するのと、損失を少なくする撤退プランも考えておくべきでしょう。いつまでもトルコリラが今の異常な高金利通貨で居続けられるとは限らないわけですから・・・

高金利通貨は恐ろしい。でも、好きです。

高金利通貨は本当に恐ろしいです。何度も地獄を見ました。良い子の皆さんは真似をしない方が良いでしょう。

でも、今始める人は、メッシュよりもだいぶ有利な条件で始められることだけは確かです。メッシュは今から始めるかと問われれば・・・どうでしょうか?五分五分ですね。繰り返しますが、スワップは大きいですがリスクも大きいです。

こんな痛い目にあっても、実はメッシュは高金利通貨が大好きです。つい最近もメキシコペソを始めました。もはや病気ですね。メキシコペソの状況はこちらの記事で紹介してますのでご興味があればどうぞ。

少しでも皆さんの投資生活の参考になれば幸いです。ここまでお読みいただき本当にありがとうございました。

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