メキシコペソ 半年前の注文がとうとう約定

猫

メキシコペソのスワップ投資を始めたのは昨年(2019年)の8月。そのときの注文で約定せずに放置されてきたものが、今般ようやく成立しました。

特別な感慨などは正直ないですが、メキシコペソもやっぱり下がるときは下がりますね。米ドルに連動している感じではありますが、振れ幅は米ドルよりもかなり大きい印象です。

メキシコペソのスワップ戦略

高金利通貨の一角、メキシコペソのスワップ戦略は、かなり単純です。メキシコペソの価格が下がったときに買いを入れていく、だたそれだけです。

ただし、身の丈にあったポジションを心がけています。一気に買ってしまうと通貨急落時に資金管理ができなくなるので、通貨の下落に伴って、少しづつ買い下がるようにしています。

いわゆるナンピン買いになっちゃうのですが、資金管理をしっかり行いながら計画的に買い下がれば大丈夫だろうと思ってやってます。スワップ戦略の詳細については、こちらの記事で詳しく説明していますので、興味があれば、ぜひご覧ください。

半年前の注文がとうとう成立

昨年の8月にもメキシコペソの下落がありましたが、そのときに5.197〜5.377の範囲に、0.02刻みで10本の買い注文を入れました。一本あたり10,000通貨(10,000ペソ)です。

昨年の8月の段階で5.217〜5.377まで9本の約定が成立しましたが、最後の1本である5.197の買い注文だけが成立しませんでした。メキシコペソが反転上昇に転じたためです。

そのまま、最後の1本の買い注文は、ほったらかしになっていましたが、気がつくと金曜日(3月6日)の晩に成立してました。

つい先月(2月)には、メキシコペソは6.0台をつける水準にまで達していましたので、1ヶ月も経たないうちに1割を超える下落です。やはり経済規模の小さな国の高金利通貨はボラが高いですね。

これで、当初の予定どおり、まずは10万通貨分のポジションを持つことができました。

現在の損益状況

最初にポジションを建ててから半年以上経っていますので、スワップも相当溜まりました。

現在のメキシコペソの損益状況は次のとおりです。3月8日現在です。

ポジション損益△4,600円
スワップ損益19,384円
合計損益14,784円

メキシコペソは短期間にけっこう下落しましたが、スワップ分を加味すれば、まだプラスを保っています。でも今後の動きが心配です。このペースで下落が続けば、スワップ分などすぐに吹き飛ぶでしょう。

底入れ感はあるのか?

新型コロナウイルスで株式市場も為替市場も大きく変動していますが、正直、いまだ底入れ感はありません。

経済番組などを見ていると、アナリストの人たちが「こういうときこそリスクを取ることも大事だ」みたいなことを言っています。

あの人たちが言っていることは必ずしも間違ってはいないのですが、実際にトレードを行っている立場としては、実はあまり役に立ちません。実際にトレードを行う身としては、リスクを取るべきか取らざるべきかが知りたいのではありません。いつリスクを取るべきなのかが知りたいのです。

あの人たちは、必ずしも今リスクをとれと言っているわけではありません。それを、今買い向かうべきだと受け取ってしまえば、それは誤解でしょう。

一般論として、下がっている最中に買い向かうのは、あまり賢いことではありません。裏目に出ることが多いです。

底で買うのがベストですが、今が底なのかどうかは誰にもわかりません。

ただ、これまでリーマン・ショックを始め、いろんなイベントを経験してきた身としては、今の状況は、まだまだ底っぽさは感じないです。本当の底を見るのは、世の中がもう少し絶望的な雰囲気に色濃く包まれてからです。今はそこまでの悲観的な雰囲気はまだありません。

今回の新型コロナウイルスの経済への影響は、どうやら本物のようです。実体経済へのインパクトは相当なものでしょう。おそらく、今後、もう何段か大きな下げを繰り返していくのではないかと予想しています。

必ずしも自分の予想が当たることを望んでいるわけではありませんが、最悪の事態は予想しておいたほうが良いでしょう。

メキシコペソについては、今後価格が下がってもすぐに買い増すようなことはせず、当初の計画通り、5.1近辺まで下がった段階で買い始める予定です。

正直、新型コロナウイルスが、できる限り早く収束に向かうことを祈っています。

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