高金利通貨のスワップ狙いを5年。その行方やいかに?!

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5年以上高金利通貨のナンピン買いを続けています

スワップ狙いの高金利通貨買いを5年以上やっています。最初に南アランドを買い、次にトルコリラを買い、最近はメキシコペソを買い始めました。

高金利通貨は身の丈を超える大量のポジションを保有するととても危険です。少しづつ、自らの資力を考えながら無理のない範囲で買っていくことが肝要です。メッシュは一度に大量のポジションを建てることがないよう、値下がりに合わせて買い増すことにより、少しづつ保有量を増やしてていくことにしています。

それがナンピン買いを続ける理由です。

一方で、ナンピン買いは、それ自体非常に危険性を孕む手法でもあります。価格下落に合わせて買いを入れて保有高を増やしていくため、値下がりが続けば損失がどんどん加速度的に積み上がっていきます。十分に先を見据えた計画と資金管理なくして将来は乗り切れません。

高金利通貨はすべて同じではないぞ!

高金利通貨と一口にいっても、通貨ごとにかなり異なる値動きをします。

南アランドとメキシコペソは2015年後半から翌2016年にかけて大きく売られましたが、この間トルコリラはそれほど下落しませんでした。逆にトルコリラは2016年後半と2018年に暴落を繰り返しましたが、この間南アランドとメキシコペソは比較的落ち着いていました。

高金利通貨も一つの皿に盛るのではなくいくつかの通貨を買ったほうがリスク分散になると思います。もちろんリーマン級のイベントが起きてしまえば、すべての新興国通貨が暴落しますので、もはやリスク分散の域を越えますが・・・

各通貨のパフォーマンスは?

それでは、各通貨ごとの現在のポジションと損益状況(10月20日現在)を見てみましょう。

南アランドトルコリラメキシコペソ
取組期間5年10ヶ月5年7ヶ月2ヶ月
保有高120万通貨26万通貨9万通貨
保有高(円概算)880万円485万円50万円
損益状況1,599,264△1,176,78840,817

南アランドとトルコリラは両方とも5年以上ナンピン買いに取り組んでいます。南アランドとトルコリラの保有高がかなり違うのは、トルコリラの価値が大幅に下落したことに起因します。

南アランドとトルコリラはパフォーマンスもかなり違います。南アランドが100万円以上のプラスであるのに対し、トルコリラは100万円以上のマイナスです。メキシコペソは始めたばかりなのでまだ評価できる段階ではありません。

南アランドとトルコリラのパフォーマンスが大きく異なるのはひとえに通貨価値の下落スピードの違いです。南アランドは5年10ヶ月の間の下落率が2割ちょっとなのに対し、トルコリラは5年7ヶ月の間に実に6割以上下落しています。トルコリラは南アランドの倍以上のスピードで下落しています。

南アランドは通貨価値の下落をスワップポイントが十分に補ってくれているのに対し、トルコリラは通貨価値の下落のスピードが早すぎて、スワップポイントの補填(ほてん)が全然追いつきません。

平和はいつまで続くのか

3通貨トータルでは、たまたまプラスとなっていますが、これら高金利通貨は新興国通貨でもあり、かなり振れは激しいです。通常の価格変動の中でもすぐにマイナス圏に突入したりするので気が抜けません。

高金利通貨ごとにかなりパフォーマンスが異なるといっても、実はこれら高金利通貨に共通していることもあります。一時的に安定しているように見えても、必ずどこかでイベントが起きるということです。

南アランド、トルコリラ、メキシコペソのいずれも、過去5年に大暴落を経験しています。メッシュは何度も死ぬような目に会いました。特にトルコリラは当初の想定を上回る下落で今も深手を負ったままです。

心と資金の備えをしつつも、お祈りしたい。今後も平和な日々が続きますように・・・

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