(10/14追記)
国土交通省の指導で、一部の旅行サイト(じゃらん、一休.com、Yahoo!トラベル)は、Go to トラベルキャンペーンの割引上限を14,000円に戻したようです。楽天トラベルのGo to キャンペーン1人1回までの制限も撤回されたようです。
でも、JR東海ツアーズやdトラベルでは、相変わらず販売中止が続いているようです。
どうして対応が分かれるのか、不思議ですね。
(以下、原文)
東京がGo To Travel キャンペーンの対象になって10日余りしか経っていないというのに、一部の旅行サイトでは、Go To Travel キャンペーンの販売停止や割引額の引下げが相次いでいます。予算枠が足りないことが原因のようです。
これでは東京都民は、あまりに可哀そう。完全に出鼻をくじかれた格好ですね。
JR東海ツアーズ、dトラベル
一番影響が大きそうなのは、JR東海ツアーズやdトラベルの例。なんとGo To Travel 商品の販売停止です。
JR東海ツアーズの公式ウェッブサイトでは、既に次のようにアナウンスされてますね。
紅葉時期の京都などを楽しみにされていた方は、くやしい思いをしていることでしょう。
実は私、既にJR東海ツアーズで東京から京都までのツアー商品を予約してます。いきなりプラチナチケットを入手した気分です。軽い気持ちで11月に予約を入れたんですが、これは是が非でも行かなければいけない気分になってまいりました。
ちなみにdトラベルのウェッブサイトの記載はこれです。
楽天トラベル
JR東海ツアーズほどではありませんが、そこそこ影響が大きそうなのは、楽天トラベルの例です。
これからは、1会員1回までしかGo To Travel の35%割引を使った宿泊予約ができなくなるんだとか・・・
公式ウェッブサイトには以下のように掲示されています。
上記のとおり、楽天トラベルでは、泣いても笑っても、Go To Travel の35%割引予約はあと1回だけです。全く予約ができなくなったJR東海ツアーズよりはだいぶマシだと思いますが、これから複数回の旅行を考えていた人は、ほかの旅行会社を使うしかないですね。
なお、既に予約が完了している場合は、当該予約に影響は無いようです。
じゃらん、Yahoo!トラベル、一休.com
さて、見た目のインパクトが大きいのは、じゃらんやYahoo!トラベル、一休.comの変更でしょうか。
じゃらんのウェッブサイトには次のように載っています。
お次は、Yahoo!トラベルのウェッブサイトの記載をどうぞ。
一休.comの変更もこれら両社と同様です。各社とも、割引上限を、それまでの1人1泊14,000円から一気に3,500円に引き下げました。まさに脳天つるべ落とし状態。これは衝撃的ですね。
でも、よく考えると、この引下げの影響を受けるのは、超高級な宿にお泊まりの方など、全体から見れば少数派かもしれません。
1人1泊1万円以下の宿であれば、従来どおり満額の35%が割り引かれます。たしかに1泊4万円の宿に泊まる場合は、14,000円の割引が3,500円の割引に縮小されて影響は大きいですが、そんな宿に泊まる人がいったいどれぐらいいるんでしょうか?
朝食、夕食ビュッフェ付きのそこそこの温泉宿だって、普通1人1万円で泊まれますよ。
少なくともお金に余裕のある人でなければ、1泊3万円や4万円のところには泊まらないでしょう。でも、そんな人達は割引がなくてもきっと大丈夫。是非、宿泊業界のために自腹でどんどん泊まってあげてください。
世の中の大多数の人は、1人1泊1万円以下で宿泊している人でしょうから、今回のように3,500円に割引上限が引き下げられても、影響は少ないですね。
数字上のインパクトは大きいように見えますが、実際のところ、見直しの影響は、大多数の国民には軽微と言えるかもしれません。
そもそも、なんでこれまで、1人1泊で、最大14,000円も宿代を割り引いたのか、そちらの方がよっぽど不思議です。きっと庶民の声ではなく、高級なホテルチェーンや旅館経営者の声を聞いて政策を考えたんでしょうね。
ようやく、まともになったと考えたほうが良さそうです。
今後、どうなるの?
旅行をささやかな楽しみにしている大多数の国民のみなさんが、少しでも新型コロナのストレスから開放されるよう、これまでの意味不明な金持ち優遇はやめて、すこしでも一般庶民に広く恩恵が及ぶような仕組みに改めてもらいたいですね。
そのような意味で、じゃらんやYahoo!トラベルなど、今回の一部の旅行サイトの見直しは的を射たものと私には思えます。
これまでの仕組みは、お金と暇を持て余している一部の富裕層を優遇する仕組みといわれても仕方ないと思いますね。
来月以降、予算の追加配分も検討されているようですが、是非、一般庶民向けのリーズナブルな旅行プランにたくさん予算を配分してもらいたいものです。
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