auカブコムのプレミアム料高いよ。。。貸株料より高いじゃねーか・・・

猫

auカブコム証券で、JMホールディングス(3539)をクロスしました。

まだ一般信用売りの在庫に余裕はあるようですが、もうクロスします。最大の理由は、プレミアム料が昨日より上がったからです。

昨日(7/20)時点でのプレミアム料は0.09円(1株1日あたり)。本日(7/21)時点のプレミアム料は、0.13円(1株1日あたり)。一気に5割増しに近いプレミアム料になりました。

どうやら、権利日に近くなればなるほど、あるいは在庫が少なくなればなるほど、プレミアム料はどんどん上がっていく可能性が高そうです。

auカブコムのプレミアム料は、売建て時点での金額が、建玉保有中は固定されます。プレミアム料の今後の値上がりリスクを考えると、このあたりでクロスしてしまうのが良いような気がしました。

プレミアム料が実際にどのように変動するのかは、まだ仕組みがスタートしたばかりなので、正直わかりません。もしかしたら、権利日が近くなってもあまり上がらなかったり、かえって下がったりする可能性もあるかもしれません。

プレミアム料の負担の大きさ次第で、auカブコム証券の利用価値が大きく変わってきますので、今後の動きに要注目ですね。

ただ、一つだけ、auカブコム証券さんには強く言いたいことがあります。そもそも、プレミアム料などという歪んだ仕組みを導入する姿勢は改めて、顧客本位の商売をしてもらいたいということです。

はっきり言いますが、プレミアム料は明らかに歪んだ意図に基づくものです。

auカブコム証券では、プレミアム料を導入した理由を同社ウェッブサイトで以下のように説明しています。

  • プレミアム料は、一般信用(長期・デイトレ信用)のすべての銘柄にかかるわけではなく、新興市場で人気の銘柄などの株式の調達が困難な銘柄にのみかかります。
  • よりコストはかかりますが、制度信用では空売りできない銘柄や、人気があって株式の調達が困難な銘柄でも空売りができるというメリットがあります。

公式見解は上記のとおりですが、実際はどうでしょうか。

少なくとも一般信用(長期)に関しては、プレミアム料の導入により、これまでクロスが困難だった銘柄が新たにクロスできるようになった印象はありませんね。

これまでもクロスできた銘柄が、今後はクロスする際にプレミアム料を新たに徴収されるようになっただけのような気がします。少なくとも、足元の7月銘柄や8月銘柄については、間違いなくそうですね。

公式見解では、プレミアム料の導入理由についてきれい事を言っていますが、実際にやっていることは全然違います。言動不一致も甚だしいですね。

顧客と率直に向き合わないこのような姿勢では、投資家の信頼を得ることは困難でしょう。

つい最近も、現渡し(品渡し)の有料化でずっこけて、結局撤回に追い込まれたばかりですが、まだ懲りてないのかな?auカブコム証券の経営陣には、心を入れ替えてもらって、早くまっとうな会社に戻ってもらいたいです。

ちなみに、本日優待クロスをするJMホールディングス(100株)ですが、貸株料は8.6円/日で、7日分で約60円かかります。

これに対し、プレミアム料は13円/日(100株)で、7日分で91円かかります。貸株料よりもかなり高いです。

プレミアム料を織り込んだ実質的な貸株料を計算すると、およそ3.77%となります。これでは、SBI証券(短期)や、楽天証券(短期)と変わりませんね。従来の貸株料(2.25%)と比べても、実質的に値上げしたと言われても仕方ないです。

投資家を騙そうとする意図まではないのかもしれませんが、貸株料を引き下げたようなふりをしながら、実質的に引き上げているのは、ちょっとどうかなと思います。

auカブコムさん、早く正気に戻ってくれ〜

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