3月の優待が終わると、4月の優待が始まるわけですが、なかなかギアが上がりません。
正直、ちょっとボーっとしてます。気合い入りませんね。3月で持てる力を使い果たした感じです。
そんなお休み気分の方も多いと思いますが、4月の優待も、そこそこ魅力的な銘柄があります。
気の抜けた4月でも思わず取りたくなる、そんな魅力的な銘柄の数々をご紹介します。
(1766)東建コーポレーション
東建コーポレーションは、賃貸住宅などの建築や運営を担う会社です。土地を持っていないメッシュには無縁の会社です。
優待月は、年1回の4月。
株主優待は、ゴルフプレー優待券(4枚)かネット通販ショップ割引券のどちらかがもらえます。
ゴルフプレー優待券が使えるのは、東建の名を冠した以下のゴルフ場です。
- 東建多度カントリークラブ・名古屋
- 東建塩河カントリークラブ
上記のゴルフ場は、それぞれ三重県と岐阜県にあります。関東在住のメッシュには、これまた無縁ですが、お近くにお住まいの方には役立つ割引券かもしれません。
なお、東建多度カントリークラブ・名古屋は、男子プロゴルフのツアートーナメントが開催される名門コースです。ゴルフがお好きな方は一度はプレーをしてみたいですね。
保有株数が1,000株以上に増えると、ゴルフプレー優待券(4枚)に代えて優待カードがもらえます。優待カードを持っていると、その保有者は、何度でもメンバー料金でプレーできます。
1,000株保有で平日に使える優待カードが、2,000株保有で土日も使える優待カードがいただけます。
ネット通販ショップの割引券は、東建の傘下企業が運営する「ハートマークショップ」で様々な商品の購入に利用できます。
ハートマークショップのホームページはこちらです。家具や生活用品から電化製品まで様々な商品が購入できます。
株主優待でももらわなければ、ここで買い物をする機会などなかったかもしれませんが、品揃えはそれなりに豊富で、欲しい商品はなにがしか見つけることはできそうです。まあ、1種のカタログギフトと思えばよいですね。
4月優待の中では、随一の品揃えを誇る貴重な存在です。
優待を取得すると、優待商品を申し込むためのはがきが送られてきます。このはがきを利用して、ゴルフプレー優待券かネット通販ショップの割引券か、どちらかを選んで申し込むことになります。
優待の取得は容易な部類です。一般信用売りの在庫は比較的豊富で、1、2週間程度前であればクロスできる印象です。
割と値嵩株で、優待利回りはそれほどでもありませんが、ネット通販ショップ割引券の方は、誰にとっても使い勝手の良い優待です。
(2593)伊藤園
伊藤園は茶系飲料が主軸の飲料メーカーですね。
優待月は、年1回の4月。
100株以上の保有で1,500円相当の自社商品、1,000株以上の保有で3,000円相当の自社商品がもらえます。
下の写真は、100株保有時の優待(1,500円相当)です。
これをもらって困る人はいないでしょう。難点は、優待利回りが悪いことです。
株価は5,000円台であり、100株保有でも、50万円以上必要です。1,000株保有を狙うのなら、500万円以上必要です。これで3,000円相当の優待だと、ちょっと物足りないですね。1,000株を狙う人はいるのかな?
この銘柄も、クロスは容易です。権利付き最終日の2、3日前であれば容易にクロスできるでしょう。というか、あまり前もってクロスすると、足が出そうです。
(2910)ロック・フィールド
ロック・フィールドは、高級惣菜店のRF1などを展開する会社です。百貨店や駅ビルなどのテナントとして、よく店舗を見かけます。
優待月は年2回で、4月と10月。特に4月は、保有株数が増えれば増えるほどもらえる優待が多くなりますので、高級惣菜好きに大人気です。
優待利回りは、1,000株保有が最良となります。
おそらく、この銘柄を狙う人は、9割以上の方が1,000株保有を目指すでしょう。そのため、争奪戦は熾烈を極めます。5桁の在庫があっても、瞬間蒸発します。
正直、3月優待が終了する前に仕込んでおかないと、取得は厳しいです。でも、そんなことをすれば、3月優待に充てられる資金が減ってしまいます。悩ましいところですね。
惣菜も高級なら、資金の余裕も要求されるのがこの銘柄です。気持ちにもお金にも余裕がある人向けの銘柄と言って良いでしょう。
私も、昨年(2019年)は取れませんでした。その前年(2018年)は偶然取れましたので、その時の写真を貼っておきます。
RF1は、惣菜も美味しいですが、弁当も高級な食材が品数豊富に詰め込まれており、女性に大人気です。でも、男性には、量的に少し物足りないかな?
4月優待の中では、1、2を争う人気銘柄です。取得は困難ですが、それに見合う価値ある優待です。
資金と気持ちに余力があれば、ぜひ早めに狙ってみてはいかがでしょうか?
(8079)正栄食品工業
正栄食品工業は、お菓子等のメーカーです。
チョコ菓子が主力ですが、ナッツ類も製造しています。
ここのチョコ菓子は、カカオとミルクのバランスが絶妙な、日本人好みの味に仕上がっています。私も、大好きです。本当に美味しいですよ。
もらえる量が多すぎて、1枚の写真では収まりませんでした。写真は2019年10月期の優待でいただいたものですが、4月も、これとほぼ同じ量がいただけます。
サク山チョコ次郎師匠は、必ず入っているようです。師匠がいないと、魅力半減ですね。
優待月は年2回で、4月と10月。
お菓子が美味しいからなのか、もらえる量が多いからなのかは分かりませんが、とにかく大人気です。
一般信用売りの在庫量も少なく、クロスの難易度は高いです。
確実な取得を目指すのであれば、遅くても1ヶ月前にはクロスしておきたいですが、3月の優待獲りにも影響が出るので、容易ではありません。
でも、味は確かです。自腹で買っても後悔しないでしょう。絶妙なバランスで、大人でも子供でも楽しめます。万人にオススメしたい銘柄です。
(9627)アインホールディングス
4月銘柄も、とうとう最後の1銘柄になりました。
トリを飾るのは、アインホールディングスです。
調剤薬局やドラッグストア(アインズ&トルペ)を展開しています。
ドラッグストア(アインズ&トルペ)は駅前の商業ビルなどでよく見かけます。
優待月は年1回の4月。ドラッグストア業界は、2月や3月が権利日の会社が多いのですが、この企業は権利日が4月です。貴重な存在と言ってよいでしょう。
100株保有で2,000円分の優待券をいただけます。100株保有に必要な金額は60万円ほどですから、優待利回りはそれほど良くないですね。
でも、ドラッグストアの金券が欲しい場合には、4月の選択肢はここをおいて他にありません。もちろんドラッグストアなので、医薬品はもちろん、日用品や化粧品など幅広く取り扱っています。ほしいものを探すのに困ることはありません。
優待クロスも容易です。権利付き最終日の2、3日前であれば、クロスできるでしょう。
優待券の使い勝手が良い上に、クロスも簡単。そんなアインホールディングスの優待は、優待族の強い味方ですね。
まとめ
以上、4月の魅力的な優待の数々を見てまいりました。
3月の優待で知力と気力を使い果たした皆さんも、それほど気合を入れなくても取得できる銘柄も揃っています。最小限のパワーでも取れる銘柄は取得できます。
一方で、取得が難しい銘柄は、めちゃくちゃ取得が困難です。
銘柄が両極端なのも、この月の特徴かもしれません。
気合が入っている人も気合が抜けまくっている人も、何がしか、その人に応じた獲物があることでしょう。
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