7月は、本当に優待実施企業が少ない月です。でも食品がどっちゃり貰える銘柄が登場します。
少ないながらにキラリと光る、そんな銘柄が見られるのが7月です。
7月優待のおすすめはこれだ!
日本駐車場開発(2353)
その名の通り、駐車場の設置運営を行う会社です。
ここの優待は、各種施設の割引券。割引が受けられる施設には、駐車場のほか、キャンピングレンタカー(北海道)、スキー場のリフトやスキーレンタル、那須ハイランドパークなどが含まれます。
1,000株の保有が優待取得の条件ですが、1株140円前後なので1,000株保有に必要な額も14万円程度です。
おおむね10%〜30%程度安くなるだけの割引券なのでそれほど人気がありませんが、「リフト利用割引券」だけは割引率が高く(スキー場によってリフト一日券が約50%割引)、比較的人気があります。
主にスキー好きのための優待と言ってよいでしょう。
ヤフオクでも、「リフト利用割引券」だけが、まあまあ、まともな値段で売れるという感じでしょうか。残りの割引券は二束三文です。
なお、ここの優待券は、金券ショップに持っていっても、高く売れることはないです。値段がつかない場合もあります。ご自身で利用されない場合は、バラにしてネットオークション(ヤフオクなど)で売ったほうが良いでしょう。
参考までに、「リフト利用割引券」が使える施設の一覧を掲載しておきます。長野県のスキー場が多いですね。
リフト1日券が50%割引になるスキー場が多いですが、なかには割引率が低いスキー場もあります。詳しくは、こちらの会社HPをご覧ください。
お世辞にも人気銘柄ではないです。一般信用売りは容易です。権利付き最終日でも、余裕でクロスできるでしょう。
人を選ぶ優待ですね。長野にスキーに行かれる方におすすめしたい優待です。
稲葉製作所(3421)
物置をつくっている会社です。「100人乗っても大丈夫」のキャッチフレーズが頼もしいです。
ここの優待は図書カードNEXTです。100株で1,000円の図書カードがもらえます。300株以上で3,000円相当の商品から選択できるようになりますが、選択肢が増えても、ほとんどの優待族は図書カード一択でしょう。
優待月は1月と7月。7月が圧倒的にお得です。1,000円の図書カードが100株の保有でもらえます。1月だと、1,000株保有していなければ、1,000円の図書カードをもらうことはできません。
100株保有するのに必要な金額は14万円前後。優待利回りも悪くなく、優待企業の少ない7月では、かなりの人気銘柄となります。
100人乗ってるあの写真が図書カードNEXTの表面を飾っています。配色の変更はありますが、毎回同じ構図の写真です。
デザインの巧拙については、色々ご意見もありそうですが、普通に本屋さんで使えますのでご心配なく。
図書カードということで、本当は贈答用にも使いたいのですが、この図書カードを入学祝いで人に差し上げるのはちょっと勇気がいりますね。私は無理かな(笑)
もちろん貰って困ることはないでしょうが・・・
大変人気がありますので、遅くても1月前にはクロスしておきたいです。直前でのクロスは無理っぽいです。
自己使用がおすすめの図書カードということで、やはり本好きにおすすめしたい銘柄です。
シーアールイー(3458)
シーアールイーは、物流関係不動産の開発や管理を行う会社です。
ここの優待品はクオカード。年2回、1月と7月に優待品をいただけますが、1月は額面500円のクオカード、7月は額面1,000円のクオカードとなります。
圧倒的に7月がお得ですね。
100株保有で優待が取得できますが、必要額は13万円程度。7月なら優待利回りも悪くありません。7月優待の中では、大人気銘柄の一つです。
上の写真が、7月優待で貰える額面1,000円のクオカードになります。
7月では貴重なクオカード銘柄だけに、取得するには早めのクロスが必須です。遅くても1ヶ月前、できれば1月半ほど前にクロスしたほうが良いかもしれません。早めに確保できなかった場合は、GMOクリックや楽天のワンチャンス狙いでしょうか?
取得が難しい銘柄の一つです。
クオカ銘柄なので万人におすすめできますが、あまり早く取得すると6月銘柄の資金に響きます。どこまで注力するか悩ましい銘柄です。
JMホールディングス(3539)
昨年までの社名は「ジャパンミート」でした。こちらの名前の方が馴染みの深い投資家が多いかと思います。
2020年2月の持株会社体制への移行に伴い、社名が変更されました。
「肉のハナマサ」などを展開しています
ここの優待は、多量のお肉(冷凍)です。来るまでは待ち遠しいのに、到着した後は冷凍庫を占領する厄介者と化します。
実物の写真をどうぞ。
最も処理に困るのが一番下の写真の鶏肉(むね肉)です。2kgもありますが、日本人好みの「もも肉」ではありません。
ヘルシーなのはいいですが、普通にから揚げだと、脂肪分が少ないのでちょっと淡白な感じ。料理人の腕が試される優待と言ってよいでしょう。
上の写真は、100株保有で貰えるお肉(2,000円相当)となりますが、株数が増えるとさらに貰える量が増えていきます。
大量の株数での取得や複数口座での取得を目指す方は、冷凍肉の置き場の確保にご注意ください。
多量のお肉が貰えるとあって、そこそこの人気銘柄です。直前のクロスは難しそう。できれば、2〜3週間前までにはクロスしておきたいところです。
100株保有に必要な金額は30万円弱。100株保有であれば、優待利回りもそれほど悪くないです。
お肉が好きな方や、お子さんが沢山いるご家庭におすすめしたい優待です。
まとめ
さて、7月優待銘柄の数々、いかがだったでしょうか。
7月は優待実施企業の数が少ないので、めぼしい銘柄に人気が集中します。ときとして、取得競争は熾烈を極めます。
これぞという銘柄は、早めに取得したほうが良いかもしれません。
去年まで7月を代表する優待銘柄の一つだったダイドー(2590)は、今年から姿を消しました。同社は7月優待を廃止して、1月優待だけになりました。これ以上、7月優待が減ることのないよう望みます。
一方で、7月は、どんな犠牲を払っても取得したいと思えるような魅力的な銘柄は見当たりません。無理をしないで、8月にゆっくり備えるのも良いかもしれません。
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