開封厳禁!封を開けてはいけない優待はこれだ!

ヨット

使い切れない優待券は金券ショップに売却!?

自己使用しない優待については、ヤフオクや金券ショップで売りに出す場合もあると思います。ヤフオクと金券ショップのどちらで処分するかはそれぞれ一長一短ありますが、メッシュは手軽に売却できて手数料を取られない金券ショップも多用します。

金券ショップは手数料を取られない分、売値の額面そのものはヤフオクより低くても、結局手取りでヤフオクを上回るケースも多いです。特に大量流通する人気優待であればあるほど、金券ショップでも比較的高い買値をつけますので、この傾向は顕著です。

ただし、金券ショップで売る場合には注意すべき点もあります。一部の優待は使用状況がすぐに確認できないため、開封してしまうと金券ショップで買い取ってもらえなかったり、買い取ってもらえても買値が大幅に下がったりすることがあります。

本日は、金券ショップで売る場合に開封してしまうと大損する注意銘柄を紹介します。これを知っているのと知らないのとでは大違いですよ。

オリエンタルランド(4661)

ご存知、東京ディスニーランドおよびディスニーシーの運営会社です。3月末は100株以上、9月末は400株以上の保有でディスニーランド又はディスニーシーの1デーパスポートがいただけます。

上の写真は台紙です。この台紙が見開きになっていますので開いてみると、中から下の写真のように1デーパスポートが現れます。この券が一人当たり一枚、ディスニーランド又はディスニーシーの入場には必要で、どちらかを一日堪能できます。

買取価格は大幅ダウン

上の写真は、いずれもすでに開封してしまった状態です。開封前の状態であれば金券ショップで1枚当たり6,500〜7,000円で買い取ってもらえます。ただ写真のように開封後であれば、買い取ってもらえないか、買い取ってもらえても4,500円前後になります(都内金券ショップの場合)。

1デーパスポートは外観だけでは使用前か使用済みかが分かりません。確認するにはディスニーリゾートの窓口まで券を持参する必要があります。そのための手間賃や交通費代が買値の違いに出るようです。

したがって、ディスニーリゾートから遠隔であればあるほど、買い取ってもらえない確率が高まりますね。

とにかく封筒を開けるな

なお、この点が重要なのですが、会社から送られてくる優待の封筒を開けると、先の写真の台紙がそのまま封入されています。内封筒はありません。つまり、優待の封筒を開けた時点で即座に開封済みです。金券ショップに売る場合は、優待の封筒を全く開封せずに持っていくようにしましょう。

すかいらーく(3197)

この銘柄も、優待族の中で知らない人はいませんね。ガストやジョナサン、バーミヤンなど外食チェーンを運営している会社です。

すかいらーく(3197)は多額の食事券をもらえるので有名です。1000株保有で6月末には33,000円分、12月末には36,000円分のグループ店舗で使える食事券がいただけます。

あまりに大量に食事券をいただけるので使い切るのは結構大変です。使い切れない分は売りたいと考える方も多いのではないのでしょうか。

ここの食事券は優待カード方式ですが、この優待カードがやはり、一見しただけでは使用前なのか使用後なのか、残高はいくらなのかがわからない仕様になっています。

すかいらーく優待
すかいらーく株主優待

上の写真のオレンジ色の封筒は優待が入っている内封筒です。この内封筒を開けると下の写真のように台紙に貼られた優待カードが入っています。

やはり買取価格は大幅ダウン

上の写真の内封筒の状態で未開封であれば、金券ショップで額面の80%前後で買い取ってもらえます。しかし、開封して下の写真のような中身が見える状態になってしまった後は、買い取ってもらえないか、買い取ってもらえたとしても買値は額面の65〜70%に下がります(都内金券ショップの場合)。

すかいらーくの優待カードも使用状況や残高を確認するためには、グループ内店舗のレジにまで出向く必要があります。そのための手間賃などが買値の差となって現れるのでしょう。

内封筒さえ開けなければOK

すかいらーくの優待は、会社から送られてくる封筒を開けると、優待カードを封入した内封筒が入っていますので、この内封筒さえ開けなければ、開封済み扱いとはなりません。

金券ショップと共存共栄だ!

金券ショプへの売却に際し、特に注意すべき代表的な銘柄を2銘柄紹介いたしました。

金券ショップをうまく使いこなせれば、優待活用の幅がぐんと広がり、優待生活のオトクさと豊かさが格段にパワーアップします。金券ショップと優待マニアが共存共栄していけると良いですね。

皆さんの素晴らしい優待ライフのお役に少しでも立てれば幸いです。

コメント

  1. みつい より:

    はじめまして、サイトを見て優待投資の勉強をさせて頂いております。
    株主優待券を金券ショップやヤフオクなどで売った場合、雑所得などとして確定申告する必要はあるのでしょうか、それとも生活用動産扱いで非課税扱いないのでしょうか?
    個人的または周りの方々はいかがされているのでしょうか?
    ちなみに確定申告は控除などを受けるために必ずしないといけない状況なので、課税扱いなら記載しないとなぁと思った次第です。
    ご教授いただければ幸いです。

    • いつもご覧いただきありがとうございます。
      金券を売った場合に確定申告が必要かどうかは、正直わかりません。正確に知りたければ、税理士さんに聞くしかないと思います。
      ただ、国税庁のHPなどでも、「年末調整を受けた給与所得以外の所得が20万円以下の場合、確定申告は不要」とされていますので、そんな多額に売っていない限りは、確定申告は不要と思われます。