週末に用足しで上野に行ったところ、ちょっとびっくりしました。
上野駅の広小路口を出て南へ100メートルほど下ったところに、昼間から露外にテーブルや椅子を並べて居酒屋営業している飲み屋地帯があるのですが、たまたまそこを通りがかったところ、あまりの光景に息を飲みました。
人通りが少ない周囲をよそに、そこだけはコロナ自粛とは無縁の密集ぶりです。小さなテーブルを囲んで料理をつまみながら、対面で一杯引っ掛けている感じです。
その光景は、コロナ騒ぎが起こる前のそれとほとんど変わりません。あれれっ、ここには緊急事態宣言は出されていないんだっけ?
近くのマルイの対面あたりにあるパチンコ屋も元気に営業してました。結構な人が出入りしている様子です。
なんとなくGW明けは、電車に乗っていても若干人が増えてているような印象はありましたが、ここの密集ぶりは際立ってますね。やっぱり人間、緩んじゃう人は緩んじゃうんですね。都知事がいくら危機感を訴えても、この地帯には届いていないようです。
おそらく、この光景は、上野だけではないでしょう。自粛疲れも広がってますので、東京のあちこちで、週末には同じような光景が出現したことでしょう。
この緩みが、コロナの第二波につながらなければ良いのですが・・・
実際、北海道やシンガポールでも第二波が起きています。第二波のほうが第一波よりも波が高くなることは珍しくありません。こりゃ、東京も第二波が来そうですね。嫌な予感しかありません。
背景には、新型コロナ特措法の不備もありそうです。今の法律では、強制的に営業をやめさせることもできなければ、罰則もありません。小さなテーブルで密集営業している居酒屋も、休業要請を無視しているパチンコ屋も、相手の協力なしには、その行為を止めることはできません。法律の限界ですね。
社会全体で病気を封じ込めていくためには、やはり、一定の強制力は必要でしょう。残念ですが、中国・韓国や欧米を見習うべきときが来ているのかもしれません。
日本人は規律正しいので、そこまで強制力を伴う措置は必要ないという考えは、実は幻想だったのかもしれません。
もちろん悪いのは店だけでなく、客も同罪です。
そういう店の経営者や客も、10万円の特別定額給付金はもらえるのでしょうか?コロナのまん延の防止や医療崩壊の阻止に協力しなかった人にまで10万円配るとすれば、おバカな政策とのそしりを免れないでしょう。
でも全国民に10万円といっているから、やっぱり配るのかな?その10万円を元手にパチンコ屋に駆け込んだ挙げ句、コロナを撒き散らす人もきっと出てくるのかと思うと、なんとも滑稽な世の中ですね。
さて、さすがに混み混みした地帯は避けて、少し離れた磯丸水産でランチをいただきました。磯丸水産は、さすがに一部上場企業だけあって、客の密集詰め込みはありませんし、消毒も徹底しています。
私は、サーモンいくら丼、奥様はネギトロ丼を注文し、SFPホールディングス(3198)優待券の最後の1枚を使い終わりました。
SFPホールディングスの優待は額面が1,000円なので、ランチだと微妙に使いづらいです。
でも、計画的に優待を使っていかないと、後が恐いです。
外出自粛で、結構、大量に優待の使い残しが溜まっています。今月末が期限の吉野家(9861)なども、まだたくさん残っています。そういえば吉野家さんは、期限の延長はないのかな?
ちなみに、上野界隈のマスクの値段は、1箱(50枚入り)で2,500円程度になってました。来るたびにどんどん下がってますね。
何にせよ、徐々に日常が戻ってくることは良いことだとは思うんですが・・・。とんでもない第二波が来ないことを祈るばかりです。
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