藤久(9966)は、優待ファンには名の知れた、大人気の銘柄です。
12月末が権利日なので、ワタシもSMBC日興証券で優待クロスをしていましたが、優待取得を待たずに、クロスの解除を余儀なくされました。
理由は、SMBC日興証券で、権利落ち日(12/29)まで売り玉を維持することが不可能だと気づいたからです。
藤久は、2022年1月4日を効力発生日とする株式移転により持株会社の子会社となり、現会社の株式は、2021年12月29日をもって、上場廃止となります。
この関係で、SMBC日興証券では、一般信用の売り玉の決済期日を繰り上げる措置が取られました。おそらく他の証券会社でも、同様の措置を取る場合が多いでしょう。
SMBC日興証券での決済期日は、2021年12月24日です。この日までに決済が行われない売り玉については、週明け12月27日の寄付きで、強制決済されます。
なお、たとえSMBC日興証券で強制決済になったとしても、ダイレクトコースであれば、手数料は無料のままです。特別な経費を課金されたりすることもありません。
問題は、決済期日が繰り上がる関係で、優待クロスが維持できなくなることですね。権利落ち日(12/29)まで売り玉を維持できなければ、権利落ちによる株価下落に耐えられません。
どうやら、株式移転に伴う上場廃止については、8月にすでにアナウンスされていたようです。完全に見過ごしてました・・・
【公式】単独株式移転による持株会社設立に関するお知らせ(藤久株式会社)
優待クロスを維持できない以上、ここは素直に撤退します。10月下旬に売り建てましたので、既に1ヶ月以上にわたって支払った貸株料が無駄になりますが、これ以上無駄な貸株料を払い続けることは許されません。
なお、株式移転により、現物株式は新たに持株会社の株式に1株→1株で振り替わることになりますが、その後も、株主優待は、従来のものが維持されそうです。
会社発表には、今後も株主優待を維持強化していくことが明言されています。
【公式】藤久ホールディングス株式会社設立記念株主優待品の贈呈に関するお知らせ(藤久株式会社)
株主優待そのものが廃止されるわけではありませんので、また、そのうちご縁もあるでしょう。
ちなみにワタシ、手芸は趣味でもなんでもありません。自己使用ではなく奥様使用のために、これまで取得してきました。
今回取得できなくても何の哀傷も感じませんが、気にかかるのは、奥様にどう説明しようかということだけでございます^^;
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