
auカブコム証券では、信用余力が低下し、維持率が25%を下回ると、建玉の強制決済(ロスカット)が待っています。
もう少し正確に言うと、維持率が25%を下回ったまま、追加入金されずに一定期間経過すると、強制決済されます。また、維持率が20%を下回ると直ちに強制決済されます。
うちの奥様が、カブコムから警告メールが来たというので覗いてみると、なんと維持率が27%まで低下してました。
げげっ。このままじゃ、おまえ、ロスカットされちゃうよ!
奥様のクロス(売建て)の主戦場はカブコム
うちの奥様の優待クロスの主戦場はauカブコム証券です。楽天証券も使ってますが、優待クロスを始めるのが、だいたい権利日の2、3週間前と遅いので、一般信用売りの在庫は、楽天ではもうあまり残っていないようです。SMBC日興証券はそもそも信用口座を持っていません。松井証券は、今月(3月)に入って、ようやく口座を開設しました。
先週辺りから、ようやく本格的に3月優待のクロスを開始したようですが、売建てはカブコム、現物の手配は楽天証券の変則クロスです。これは、カブコムの現渡し有料化の余波です。面倒くさいとブーブー言ってます。
奥様は、普段通り淡々と優待クロスを進めていたつもりのようですが、よくよく現状を確認すると、信用建玉の評価損が30万円を超えています。それほど多くの銘柄をクロスしているわけではないのに、どうやら、今週売建てた銘柄の株価が一気に反転上昇したせいで、含み損が急激に膨れ上がったようです。
先週オイレス工業(6282)を1,000株、平和(6412)を400株、ナガワ(9663)を100株クロスしてますが、この3銘柄だけで、軽く評価損は30万円を超えてますね。売建ててから1週間も経っていないのにビックリです。
このため、信用維持率はだだ下がりです。気がつくと、ロスカット一歩手前。恐いですね。このペースで株価の反転が続くと、おそらく来週には、本当にロスカットされていた可能性もありました。
変則クロスの弊害
それもこれも、変則クロスのせいですね。売建ても現物取得もカブコムであれば、売建ての評価損を、信用担保に差し入れた現物株式の評価益でカバーできるので、ロスカットの危険に晒されることはありません。
ところが、売建てのみカブコムなので、その評価損はそのまま信用維持率の低下に直結し、どんどん危険水域に入ってしまいます。
一方の楽天証券は、現物株式の含み益が積み上がっていますが、これを信用余力として有効活用することはできません。結果、カブコムの信用余力を維持するために余計なお金が必要となります。
せっかく、株価が下落して、いつもより少ない資金でクロスできると喜んでいたのに、実際は違いました。株価が上昇して信用建玉の評価損が膨らんだ分をカブコムに追加入金しなければなりません。株価下落の恩恵は結局無きに等しいです。なんだか悲しいですね。。。
でも、当の本人のウチの奥様は、そんなに悔しがっている様子はありません。お金を貸してくれと無心してきます。結局、しわ寄せは俺かよ。。。もうこっちもお金ないんだけど・・・
でもロスカットされては元も子もないので、奥様のカブコム口座に追加入金するしかありません。
こんなところにまで悪影響が及ぶとは、カブコムさんも罪深いことをやってくれたものです。カブコムさん、頼むから、早く現引、現渡を無料に戻してくれ〜
みなさんも、変則クロスを行っている場合は、今週の株価巻き戻しで、信用維持率がかなりヤバい状況になっている可能性があります。どうぞお気をつけください。
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