片倉工業(3001)が一転して株主優待を継続。優待ファンとしては結果オーライですが・・・

コクーンシティ

片倉工業(3001)から衝撃(笑撃?)の発表です。

株主優待の継続が決まりました。

【公式】2021年12月期の 期末配当予想の修正及び株主優待制度の継続に関するお知らせ

同社が株主優待の廃止という衝撃の発表をしたのは、昨年(2021年)の11月でした。MBOの成立という条件付きで、無配と優待の廃止が発表されました。

【関連】片倉工業(3001)が優待廃止。すべては諸行無常なり・・・

MBOが不成立に終わったことをうけ、一転して、配当の実施と株主優待の継続が発表されました。

なぜ、MBOが不成立に終わったのか、詳しい事情は存じ上げませんが、当初MBOに賛同していた大株主(海外ファンド)が心変わりして株式を売却したような話もあるようです。そもそも足元の株価がTOB価格(2,150円)を上回っていますので、これでは誰もTOBに応募しませんね。結果論で言えば、ぶっちゃけ、TOB価格が低すぎたということでしょうか・・・

少なくとも、MBOに失敗した会社の現経営陣の手腕にも大きな疑問符が付きますね。

ワタシは優待クロスしてるだけの「なんちゃって株主」なので、偉そうなことは言えませんし、とにかく株主優待の継続が決まって良かったぐらいにしか思っちゃいませんが、本当の株主の皆さんはどんなお気持ちなんでしょうか・・・

経営陣はだらしないし、大株主や海外ファンドの意向で振り回されて、「いい加減にしてくれよ」ぐらいの気持ちにはなるかもしれません。株主として通常望むことは、会社の安定成長です。でも、こんな体たらくでは、会社が安定成長できるかどうか疑問を持たざるを得ませんね。

もちろんワタシも、会社が今後とも着実に利益を上げて、安定して株主優待を実施してくれることを望んでいますが。。。

これで良かったのか、それとも、もっと悪い出来事の序章に過ぎないのか・・・

かつて富岡製糸場(世界遺産)の経営を担った名門企業の行く末はどうなるんでしょうか?

なんとも判断の分かれるてん末です・・・

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