5月銘柄は、在庫が有り余るものとほぼ無いものと、両極端な感じですね。
在庫が有り余っているのは、主に大手ドラッグストア系の面子です。
15日権利日のツルハHD(3391)や20日権利日のクスリのアオキHD(3549)は、権利付き最終日でも、余裕でクロスできました。クスリのアオキHDに至っては、在庫切れが早いSMBC日興証券ですら、直前まで在庫が残ってました。
クリエイトSD(3148)やコスモス薬品(3349)、ニッケ(3201)も、auカブコム証券やSBI証券、GMOクリック証券など各社で在庫がじゃぶじゃぶです。この在庫量なら、最終日でも余裕でクロスできるかな。
一方で、在庫がない銘柄は、本当に無いです。
15日権利日のサツドラHD(3544)は、例年のごとく5月に入る前から、もはや在庫はありませんでした。たまにauカブコムで在庫が出ても、不平等抽選ですから、よっぽどの上客でないと分け前にありつくことはありません。今年はMaxの逆日歩がつきました。
月末銘柄では、キャンドゥ(2698)や大光(3160)も、ほぼ在庫がありません。サツドラ同様、クロス困難の常連組です。
そんなクロス困難組に、今年は新たな顔ぶれが仲間入りしたようです。
新たなお友達は、大黒天物産(2791)とハニーズHD(2792)です。
大黒天物産は、昨年までは、5月20日前後でもクロスできた銘柄でした。今年は、GMOクリック証券を除き、ほぼ在庫が無いようです。
みんな、ここのピオーネの美味しさに気づいちゃったかな?でも、果物はあまり日持ちしないよ。ご家族内であまり大量に取るのはやめましょう。
極めつけは、ハニーズHD。今年の人気は異常です。
従来から優待利回りの良い銘柄でしたが、なぜか昨年まで人気はイマイチでした。私が昨年クロスしたのは、最終日前日の5月27日(SBI証券)。しかも、余裕の1,000株クロスです。正直、楽勝クロスの銘柄でした。
なぜ人気がイマイチだったのかはよく分かりません。ここの商品は可もなく不可もなく、無難な商品ばかりです。有り体に言えば特徴がない。「一通り買ってしまうと、しばらくは必要ないな」って感じになるので、意外と優待券を持て余します。
実際、1,000株も取得した昨年はそうなりました。唯一のユーザーである奥様の購買意欲が最後まで上がりませんでした。
なんにせよ、昨年までは優待利回りが良い割に人気のない銘柄だったのですが、今年は様変わりです。各社とも、早々に在庫が払拭しています。補給はちょぼちょぼあるようですが、すぐに蒸発です。とんでもない人気銘柄に生まれ変わりました。
優待制度が変更されて、大量クロス組が増えたのかもしれませんが、あんまりたくさんもらっても、きっと持て余しますよ。金券屋に売ろうにも、ここの優待券の買値は、割と安いです。
さて、あらたな顔ぶれも加えて面子の充実が図られつつあるクロス困難組の皆さんですが、どうしてもクロスしたければ、最後は制度信用しかありません。
制度信用で突撃した場合の、最高逆日歩をとりあえずまとめておきます。いずれも100株を制度クロスした場合の最高逆日歩(今年は3日分)です。なお、5月19日の終値ベースの株価を元に計算してありますので、今後の株価の上下により多少は変動します。
注意喚起銘柄にならない場合 | 注意喚起銘柄に指定された場合 | 異常な貸株超過に指定された場合 | |
キャンドゥ(2698) | 4,800円 | 9,600円 | 12,000円 |
大黒天物産(2791) | 10,080円 | 20,160円 | 25,200円 |
ハニーズHD(2792) | 2,880円 | 5,760円 | 7,200円 |
大光(3160) | 1,920円 | 3,840円 | 4,800円 |
今年は3日分の逆日歩を取られますので、かなりの高額になりますね。現在(5月20日)のところ、いずれの銘柄も、注意喚起等は出されておりません。このまま注意喚起が出なければ、上の表の左の欄の最高逆日歩が適用されます。
いくら美味しくても、1房1万円のピオーネは・・・。きっと味がしませんね。
唯一、ハニーズHDだけは、注意喚起銘柄にならなかった場合、優待価値(=3,000円)が逆日歩を上回ります。
私は、ハニーズHDをGMOクリック証券の初日に100株だけ確保してあります。一般信用の在庫が残っていれば追加クロスも考えていましたが、今の状況では無理そうです。上記の最高逆日歩を考えると、制度信用での追加クロスもちょっと遠慮します。
残りの銘柄(大光、キャンドゥ、大黒天物産)は、まだクロスできていませんが、ちょっと厳しいですね。特に大光とキャンドゥはもう無理かな。制度信用も、先程のような最高逆日歩を知ってしまうと、さすがに二の足を踏んでしまいますね。
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