確定申告の時期が近づいてきました。
国税庁の確定申告書作成コーナーで申告書を作成される方も多いはず。その際、マイナンバー連携を利用して、証券会社の「特定口座年間取引報告書」のデータを自動取得することができます。今年から始まったサービスのようです。
ワタシも、このサービスを利用しようと、マイナポータルに利用者登録したり、マイナンバーカードの暗証番号を探しまわったり、さんざん時間をかけて準備をして、最後の最後に、全然役に立たないことに気が付きました。がっくりです。徒労感が半端ない・・・
皆様もワタシの二の舞にならないように、情報提供だけはさせていただきます。
役に立たない理由は、データを取得できる証券会社が少なすぎるからです。
【関連】マイナポータル連携可能な控除証明書等発行主体一覧(国税庁HP)
上記リンクを見ていただくとわかりますが、現状(1/30現在)、データを取得できる証券会社は、以下の会社です。
いわゆる5大ネット証券(SBI、楽天、マネックス、松井、auカブコム)は1社もありません。優待族御用達のSMBC日興証券もありません。
上記リストの中で、私が口座を持っているのは野村證券と東海東京証券ぐらいです。でも、この両者ともほとんど取引実績はありません。
このサービスが使えるか使えないかは、人それぞれの事情次第だと思いますが、少なくとも優待族の皆さんにとっては、ほとんど役に立たないと思います。
マイナンバー使えねえ・・・
先般の10万円給付の際の不手際といい、マイナンバーの現状といい、日本は完全にデジタル後進国になっちゃいましたね。お先真っ暗です。
仕組みを導入する過渡期なのでしょうがないということかもしれませんが、中途半端な仕組みなら、もうなくてもいいですよ。期待して時間と労力をだいぶ無駄にしました。
別に無理してデジタル化しなくても、結構アナログでも効率的にできる工夫は山ほどあります。これ以上無駄なことにお金を使わないよう望みます・・・
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