例年とは全く様相が異なる展開を見せた今年1月の優待取得合戦。その最たる銘柄は、東京ドーム(9681)です。
権利付き最終日間近でも、在庫がじゃぶじゃぶだった例年とは異なり、今年はどの会社も在庫が払拭気味。優待取得には最低500株必要ですが、楽天証券などは、日々の在庫補給が100〜200株という有様。これでどうしろっちゅーんじゃー!!
ゆったり余裕をぶちかましていたメッシュも、東京ドームが取得できずにオロオロするばかり。もう東京ドームホテルのホテルビュッフェにはありつけないのか?
最後の手段は制度信用での突撃ですが、当然逆日歩リスクが気になるところ。しかも、今年は3日分。対応を間違えると大反撃を喰らうことは必至です。
こういうときこそ、冷静でいなければなりません。蛮勇は命取りです。ということで、すこし真面目に状況分析を行いました。
今年の逆日歩を大予想
それでは、今年の逆日歩を大予想です。もちろん完全な予想などできっこありませんが、一寸の虫にも五分の魂、無い知恵を絞ります。
昨年最終日(2019.1.28) | 今年最終日(2020.1.29) | 備考 | |
貸株超過 | 759,000 | 738,000程度? | |
逆日歩実績 | 2.1 | ??? | 1日1株当り |
逆日歩日数 | 1日 | 3日 | |
500株逆日歩実績 | 1,050円 | ??? | |
(参考)最高料率 | 8 | 8.8 | 1日1株当り |
(参考)500株Max逆日歩 | 4,000円 | 13,200円 |
上の表ををご覧ください。最大のポイントは貸株超過がどの程度進むのかです。
昨年は759,000株の株不足でした。今年はどうでしょう?推計に使うのは、最終日前日(2020.1.28)の貸株超過数と、最終日前場寄付の出来高です。
最終日前日(2020.1.28)の貸株超過数は108,300株でした。これは翌営業日のお昼頃、日証金から発表されますね。そして、最終日の前場寄付出来高は、証券会社各社のチャートを見る限り、62〜63万株程度でしょうか?どこの証券会社のチャートでもだいたいの概数は確認はできますね。
前場寄付の出来高がほぼ制度信用によるクロスだったと仮定して、その分株不足が進むと考えると、今年の貸株超過は、108,300+630,000≒738,000株ぐらいとなりそうです。
ある意味乱暴な仮定の下でのいい加減な計算ですが、しょうがありません。
これを昨年と比較すると、どうやら今年の株不足は、昨年と同じくらいになりそうです。逆日歩も同じくらいの水準になるんでしょうか?!
確たることは誰にもわかりませんが、とにかくそういうことにしておきましょう。今年は逆日歩日数が3日なので、昨年と同じ逆日歩がついた場合、500株クロスで逆日歩は総額3,150円です。
優待価値を考慮すると・・・
一方の優待価値を考えてみます。500株取得で東京ドームで使える優待券が3,000円分もらえます。これに加えて得10チケットが10ポイント分もらえて、これでホテルのランチビュッフェに1回行けますので、その価値およそ3,000円程度です。
自己利用を前提とすれば、あわせて6,000円程度の価値はありそうです。
逆日歩の予想値が3,150円。それで取得できる優待価値が6,000円。これは冒険して見る価値はありそうです。
しかし、最大逆日歩は13,200円。リスクも高そうです。うーん、悩ましい・・・
結局、突撃。
結局、後場の寄付で突撃しました。
もう、ドキドキです。結果は、またこのブログでお伝えする予定です。
なお、今回の推計に使った各種データについては、ほとんど日証金のウェッブサイトから入手できます。当日の寄付出来高だけは日証金から入手できませんが、どこの証券会社でも、チャートを見れば、だいたいの概数は分かるでしょう。
それでは、みなさん、グッドラック!!(←自分に言っています)
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