
このところ、有名どころの優待銘柄で、株主優待の変更が相次いでいます。
株主優待を実施する企業は3,000社以上ありますので、細かなものも含めれば、毎週何件もの株主優待の変更が行われるわけですが、メジャーな銘柄での優待変更は、それほど多くはありません。
でも、インパクトが大きいので、見逃すと、間違いなく後悔します。
最近、目についたものをいくつかお伝えします。
リコーリース(8566)
リコーリースから優待の改悪が発表されたのは、9月30日。
【公式】株主優待制度の一部変更に関するお知らせ(リコーリース)
100株保有(保有期間1年未満)の場合のクオカが減額されるとともに、長期保有の要件が厳格化されます。
これまでは、100株保有(保有期間1年未満)で3,000円のクオカードがもらえましたが、2022年3月期以降は、2,000円のクオカに減額されます。
この点は、改悪ですね・・・
長期保有の要件も厳格化されます。この銘柄、長期保有でもらえるクオカが大幅に増額されますので、長期認定を受けている優待投資家も多いはず。
これまでは、中間期の9月に1株でも保有していれば、長期保有として認められましたが、今後は、9月の保有株数が100株以上でないと、長期保有として認められなくなります。
なお、公式発表(↑)にも書いてありますが、9月に100株以上保有してるかどうかの確認は、2022年9月から行われます。
この書きぶりだと、今年(2021年)の9月末に空クロスをしていなくても、大丈夫そうです。変更は残念ですが、ある意味、大人の対応をしていただいたと思います。
ワタシも端株でつないでいますので、最大の関心事でした。。。
ちなみにワタシ、3年以上の保有期間を認定されていますので、写真のような5,000円のクオカードをいただいています。これまで9月末は、すべて端株保有のみで通過していました。

来年の9月から、空クロスが必須になるわけですが、失念しそうで怖いです・・・
吉野家ホールディングス(9861)
吉野家ホールディングス(9861)から株主優待の変更が発表されたのは、10月13日。
【公式】株主優待制度の変更に関するお知らせ(吉野家ホールディングス)
もらえる優待額が株数に応じて増減するのと、優待券の額面が300円から500円に変更されます。
変更内容の詳細は会社の公式発表(↑)をご覧ください。
100株保有だと、もらえる優待は、3,000円から2,000円へと減額されます。
200株保有だと、もらえる優待は、3,000円から5,000円へと増額されます。
200株がもっとも優待利回りが良くなるので、皆さん、200株の保有を目指すことになりそうです。
人によって意外と影響が大きそうなのが、額面の変更(300円→500円)です。
ワタシ、吉野家では、ほぼ牛丼の並(380円)しか食べません。メニューも最近多様化していますが、牛丼の並を超えるコスパの商品はないかと・・・
そんな事情なので、一気に優待券の使い勝手が悪くなります。正直、今回の見直しは、こたえます。。。
牛丼以外を食べる気はさらさらないので、これからは、豚汁セットにしようかな・・・
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