2月第4週の立会外分売 当選・落選と損益状況

猫

今週の株式市場は春の嵐が吹き荒れました。新型コロナウイルスがマーケットを不安に陥れています。

そんな中、今週の立会外分売は延期されることもなく予定通り6件が実施されました。さて、結果はどうだったでしょうか?

立会外分売の実施状況

2月25日 ピックルスコーポレーション(2925)

売りも十分入っている感じで、なかなか良さげな銘柄に見えましたが、いかんせん前日のNYダウが1000円を超える値下げで、世界はリスクオフ一色の様相を呈しています。

あえて火中の栗を拾いに行くいこともないと思い直し、スルーしました。

当日は、一瞬分売価格(2400円)を上回る場面もあったようですが、基本的には、分売価格を下回って推移。ズルズルと下値を切り下げ、最後はその日の安値圏である2370円で引け。

パスして正解でした。

2月25日 互応化学工業(4962)

板が激薄の銘柄。出来高の枚数が一桁台の日も珍しくありません。世界経済がリスクオフムードでなくてもパスしていたかもしれませんが、市場は大荒れなので、当然パス。

当日は、分売価格(1177円)を上回って寄付き。板がスカスカなだけに、値の飛びが激しく、分売価格を下に行ったり戻ってみたり。1時間も経たないうちに、取引量は限りなくゼロに近づき、ほとんど値がつかない状況に陥りました。

最後は1159円の安値引け。この銘柄を売り抜けられた方は幸運だと思います。

2月26日 オロ(3983)

普段なら突撃する銘柄でも、世の中がリスクオフムード一色となっているこの状況では、とても突っ込む気になれません。パスです。

蓋を開ければ、やはり厳しい展開。一瞬分売価格(3018円)を超える場面もありましたが、本当に一瞬だけ。その後は分売価格を下回る3000円の節目を挟んで上下動を繰り返し、最後は3000円丁度で引けました。

相場全体の雰囲気が悪すぎます。

2月26日 レアジョブ(6096)

嵐の中では、弱い子羊はじっと耐えるしかありません。この銘柄もパスです。

寄付は、分売価格(2085円)を上回って、なかなか良い感じ。と思えたのも一瞬で、株価はどんどん下がっていく冴えない展開。前場の途中からは終始分売価格を下回って推移。最後はその日の安値圏である2029円で取引を終えました。

ちょっと素人さんが手を出せる状況ではないですね。

2月27日 シライ電子工業(6658)

前日のNYダウは引き続き下落したものの、ナスダックは反転でわずかに上昇。日本のマーケットも、だいぶ下げたので、そろそろ自律反転かな?

そんなことを考えながら、久しぶりに分売にエントリーしてみました。

でも200円台の低位株なので、やはり手数料負けに注意が必要。SBIのアクティブプラン、松井のボックスレート、楽天の大口優遇を使って、ちゃんと約定金額を管理しておけば、手数料負けすることはありません。なんたって手数料がタダですから。

結果は、SBIが300株の配分。楽天は200株、松井は100株でした。

分売当日も、蓋を開ければ日経平均は下げまくり、自律反転の読みは見事に外れました。

この銘柄の株価も冴えず、分売価格を下回って寄付き。何度か分売価格を回復する場面がありましたので、分売価格(231円)を1円上回る232円で早々に売り抜け。

その後も株価は下落基調で、最後は224円の安値引け。危うく難を逃れました。

利益は全部あわせて600円。メッシュのお昼代でございます。

2月28日 フロンティア・マネジメント(7038)

前日のNYダウは今年最大の下げ幅を記録。実に4.42%もの下落で、マーケットがこんな環境だと3%程度の分売ディスカウントなどもはや意味をなしません。

完全にスルーです。

分売当日の株価は、やはり厳しい展開。1600円で寄り付いた後、瞬時に分売価格(1562円)以下まで値を下げました。後場は下は1520円台、上は1580円台の激しい動き。

見てるだけで精一杯。怖くて手を出せません。くわばらくわばら。

嵐は去るのか?来週に期待。

今週は、新型コロナウイルスが経済にも牙をむく中で、1銘柄を除いてすべてスルーしました。

せっかく立会外分売の実施が本格化したのに残念です。

しかしながら、こういうときには蛮勇は不要です。強いものが生き残るのではありません。環境に適応したものが生き残るのです。(by ダーウィン)

来週は、マーケットが少し落ち着きを取り戻してくれることを祈ります。

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