今週も株式相場は大荒れの様相を呈しています。新型コロナウイルスの影響はさらに大きくなっているようです。
さて、そんな嵐の中で実施された今週の立会外分売はどんな状況だったでしょうか?
3月3日 シノプス(4428)
前日のNYダウは1,000ポイントを超える上げ。この銘柄の分売の時点では、市場の不安が急速に薄れつつある状況でした。
そして、シノプスの分売枚数はわずかに600枚。
当選は厳しいと思いつつも、全力で申し込みました。結果は、オール落選。
当日の株価は、前日終値と同値でで寄付き。売られたり買われたり不安定な動きでしたが、それでも分売価格を下回ることはありませんでした。
当選された方、おめでとうございます。
3月4日 大村紙業(3953)
前日のNYダウは786ポイントも下げ、またまた大コケしてます。出来高も少なく、いつもならスルーする銘柄でしたが・・・
何を考えたか、突っ込んでしまいました。先週申込みを我慢してきた反動が出ちゃったのかもしれません。魔が差したのか?なぜ申し込んだのか、自分でもよくわかりません。
SBI、楽天、松井の3社で各100株づつの割当てがきました。
結果は最悪。寄り付きは分売価格(654円)を大きく下回る634円。終始、低調に株価は推移し、分売価格を上回るどころか、付近に近づくことすらありませんでした。
今年に入って最も筋の悪かった案件と言って良いでしょう。
そして、さらにミスを重ねます。
ズルズルと次の日に持ち越してしまいました。
楽天の100株だけは、当日のうちに640円で売りました。一応損切りです。ところが、翌日に望みをつないで、SBIと松井の100株は持ち越してしまいました。
勢いがない銘柄は、持ち越してうまくいくことは稀です。「翌日に上がるかも」という期待はだいたい外れます。板が薄い銘柄であればなおさらです。
そういうことが経験上わかっていながら、うまく対処できず、持ち越してしまいました。結局は、ケツの青いガキだったということです。本当の意味で経験から学んでいなかったのでしょう。
結果は推して知るべし。翌日はさらに1段株価を下げ、傷は広がっていきました。もうこれ以上ズルズルと引きずれないと思い、最後はほぼ投げ売りです。
SBIの100株は629円で、松井の100株は630円で売りました。楽天の損切りも合わせて、全部で損失は6,300円。手数料が無料だったことだけがせめてもの救いです。
損失額だけみれば大した額ではないかもしれませんが、600円台の株価の銘柄でこれだけの損失を出すなど、狙ってもなかなかできることではないです。本当に恥ずかしいです。
立会外分売では、当初の見込みと違うと判明したら、撤退戦をうまく戦わなければならないです。短期で速やかに撤退できれば、結果的に最小限の損失で切り抜けられます。
早期の撤退を妨げるものがあるとすれば、それは己の浅はかな欲望と根拠のない希望だけです。今回の分売は、自分の未熟さを露呈しましたが、この教訓を今後の対応に活かしていきたいと思います。
拙い経験が皆様のお役に立てば、幸いです。
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