週明けの日本市場はどうなる?安倍総理の14日会見に不安募る

嵐

安倍首相の14日夜の記者会見は、ちょっと期待外れ?!

世界のマーケットは大きな不安と恐怖に包まれていますが、13日の米国市場は市場最大の上げ幅で切り返し、日本の株式市場も順当であれば、大幅な反転が期待されます。

現に、大証の日経平均先物も大幅高となっています。

そんな中、14日の夜、新型コロナウイルスに関する安倍首相の会見が実施されましたが、それを見ていて、不安がどんどんこみ上げてきたのは、おそらく私だけではないでしょう。

安倍首相の会見のポイントは、おおむね次のとおりです。

  • 新型コロナ特措法が成立したが、日本の新型コロナウイルスの広がりは他国と比べて抑えられており、すぐに同法に基づく緊急事態宣言を出す状況にない
  • 経済や国民生活に大きな影響が出ており、今後対策の具体化を進めていく

内容的な是非はともかく、この安倍首相の会見が、株式市場にとってはネガティブな受け止めにつながらないか、一抹の不安を覚えます。

楽観的な認識?

不安の1点目は、日本の現状について他国と比較して楽観的な認識を示し、緊急事態宣言の即座の発動を否定したことです。

首相本人としては、楽観的に喋ったつもりはないのかもしれませんし、むしろ危機感をもって悲観的に喋ったつもりなのかもしれませんが、内容的には、楽観的と捉えられても仕方のないものでした。

正直、世の中が今求めていたのは、どのような強制的な手段を講じてでも、早期に新型コロナを封じ込めるという強い決意の方ではなかったのでしょうか。

このことは、米国の例を見るとよくわかります。米国の株価は、トランプ大統領が新型コロナの影響を軽視し株価の下落に臨んでも強がりを繰り返している間は、どんどん下がっていきました。

一方で、トランプ大統領が事態の深刻さを受け止め、13日に国家非常事態宣言を出した途端に、わずか30分たらずでNYダウは1,000ポイントを超える上げとなりました。

これだけ先が見えず不安が支配している状況だからこそ、安倍総理には、トランプ大統領を見習って、もっとなりふり構わず事態の収束に突き進む姿勢を見せてもらいたかったです。

具体性なし?

不安の2点目は、経済対策について具体性の欠ける説明に終始したことです。

このことに関しても、米国の例が参考になります。先週米国では、9日にトランプ大統領が、翌日の10日にはペンス副大統領が経済対策に関して具体性に欠ける説明を繰り返す中、米国の株価はどんどん下がっていきました。

今回の安倍総理の会見が米国の二の舞にならないか心配です。今回の安倍総理の会見では、説明後の記者からの質問でも経済対策の内容についてかなり質問が出ていましたが、肝心なところは今後与党と相談していくと繰り返すだけで、全く具体性に欠けるものでした。

会見など開かなくても、13日の米国市場の反発を受けて、日本の市場も16日は切り返しそうですが、かえって具体的内容に欠ける会見を開いたことが、この動きに水を差すことになりはしないか心配です。

なりふり構わずやってくれ・・・

早期に新型コロナウイルスのまん延の収束に目処をつけることこそが、国民の切なる望みであり、最大の経済対策でもあります。そのためには、なりふり構わず、あらゆる手立てを講じてもらいたいです。

また、新型コロナウイルスの収束に目処がつき、その影響の全体像が見えてこない限りは、どんな経済対策であっても、それで十分と受け止められることはないでしょう。

野党に気を使う必要などないです。国民の切実な願いに思いを致してもらいたいです。必要なら、その範囲で、どうぞ私権の制限でも何でもやってください。

私も、持ち株では涙も出ないほど損失を蒙りましたが、もっと苦しんでいる人が世の中にはいっぱいいます。

安倍首相には、今の状況を未曾有の国難と受け止めて、全てのできることに取り組んでもらいたいです。

そして、今回のような会見ではなく、できる限り早期に、新型コロナウイルスの収束に目処がつきつつあることを、具体的な経済対策とともに発表するところまで世の中をもっていってもらいたいです。

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