首都圏では第2波の到来が既に現実となっている新型コロナウイルス。
私も首都圏在住の身なので、コロナ禍の真っ只中です。
リスク源である「夜の街」に対して埼玉県が営業自粛の再要請を行うのは極めてまっとうな判断という印象です。東京都も早く本腰を入れてもらいたいです。
そんな中でも、政府のGo To キャンペーンは予定通り実施されるようです。各旅行サイトでもガンガン宣伝されてますね。でも、そんなことをすれば、首都圏からウイルスを持った無症状の人たちが全国に散らばっていくことでしょう。
ちょっと正気を疑うレベルだと感じるのは私だけでしょうか。
確かに、社会経済活動を再開させていくことは重要だと思いますし、これまでコロナ対応に重きを置くあまり、従来から大幅に縮小させてきた活動を徐々に元の姿に戻していく必要性は理解できます。
無観客で行ってきた野球や相撲で、徐々に観客を入れるようにするなど、状況を見つつ、病気のまん延状況と折り合いをつけながら、元の姿に戻していこうという姿勢は、ある意味健全だと思います。
でも、超大型キャンペーンで、強力に社会経済活動のテコ入れに舵を切っていくのは、全く次元が異なる話です。
キャンペーンがなくても、徐々に旅行を再開する人は増えていくでしょうし、それによって社会経済活動の再開も進んでいくことでしょう。
でも、超大型キャンペーンで社会経済活動に急激にアクセルを吹かしまくったら、どうなるでしょうか。しかも国が強力に後押しする、いわば公認キャンペーンで、国民の心理としても、参加を思いとどまる理由はありません。
皆が一斉にキャンペーンに参加しても何の不思議もありません。お盆を控えたこの時期は、ただでさえ人の移動が多くなる時期ですが、そのような人の動きをさらに加速させてしまうことでしょう。
中国では今年2月の春節前に武漢から中国全土に人が散らばって、新型コロナウイルスの悲劇的な拡散をもたらしました。日本でも、今年の夏は、その姿が再現されるかもしれませんね。政府の強力な後押しによって・・・
人間は何も学ばないのか。。。
私は首都圏在住で、既に第2波の渦中ですので、もう今更といった感じですが、本当に首都圏から人とウイルスが地方に拡散することになれば、ちょっと目も当てられません。私の年老いた両親も地方都市で暮らしてますが、いつまでも健康でいてもらいたいです。
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