菅首相が「大丈夫」と胸を張って首都圏の緊急事態宣言を解除したのは3月21日。あれから1カ月も経っていませんね。
「本当に大丈夫なんですか」
当時、国会でこう聞かれた菅総理は堂々とこう答えました。
「私は、大丈夫だと思ってます。」
はきはきとした男らしいお返事ですね。小学生なら褒められるところかもしれませんが、一国の総理ではそうもいきません。
緊急事態宣言を解除した3月20日ごろは、感染者数の下げ止まりも底を打ち、すでに再上昇に転じていました。
だからこそ、専門家はもとより、世間のいたるところから、「本当に解除して大丈夫なのか」と懸念の声が上がっていたわけですが、政府はそんな声に耳を傾けることもなく、緊急事態宣言を解除しました。
解除にあたって「5本柱」の総合対策のようなものを打ち出しましたが、何一つ目新しい対策はありませんでした。
あれから、1カ月足らず・・・
今でも「大丈夫」と思っていたら、本当の大バカ者ですね。でも、つい先日(4/14)も国会で、菅首相は「(新型コロナの感染は、)大きなうねりとまではなっていない」と強弁していたそうな。
「大丈夫」と言い張ってきた手前、強気で言い繕うしかなかったのか。それとも、本当に状況が見えていないのか。
いずれにしても、この国のリーダーに危機感が欠如していることだけは確かなようです。
今一番求められるのは、現実を直視し、事態に率直に向き合う姿勢ではないでしょうか。
ワタシは、政治家の皆さんはきっと一生懸命やってくれているんだと信じています。いや、そう信じたいです・・・
でも、この間の経緯を見る限りは、とても真面目にやってくれているとは思えません。自分の国のリーダーを信じられなくなるなんて、悲しいことですね。
もう完全に第4波が始まりました。感染者の急拡大が続き、また多くの人が死んでいくことでしょう。ワタシには、こう思えてなりません。
「これは、人災だな・・・」
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