東芝劇場開幕!オチの見え透いたストーリーなのか?!

猫

東芝劇場が開幕しましたね。

もちろん東芝日曜劇場のことではございません。かつてTBSの「日曜劇場」は、東芝が冠スポンサーで、「東芝日曜劇場」と呼ばれていましたね。

そんな作り話ではなく、リアル「東芝劇場」の幕が上がりました。

お茶の間で見ている分には、ハラハラ・ドキドキ興奮するだけですが、実際に演じているヒトたちは、たまったものではないでしょう。

演じているヒトだけでなく、株主の皆さんも、きっと気が気じゃないのかな?といっても、株価は暴落もせず、足元では堅調な様子。それほどの危機感はないかも。

ワタシは、東芝の株主ではございませんので、別に東芝(6502)がどうなろうが知ったことじゃございません。

実は東芝の競合相手の日立製作所(6501)の株主でございます。元競合相手と言ったほうがいいかな?!日立製作所の方でも、いまさら東芝のことをライバルと言われても、少し困惑するんでしょうか?

日立の株主になって、もう、5年以上になります。

この両社、だいぶ差がつきましたね。どちらの会社も、近年、事業の再編に大鉈を振るってきましたが、日立製作所の方は、自ら率先して事業再編に取り組んできたのに対し、東芝の方は、不祥事もあり、やむにやまれず事業再編に追い込まれた印象です。

ここ5年で、日立の株価は、約3倍になりました。東芝の方は、約1.7倍です。不祥事の割に、意外と頑張っているかも?!

ワタシは、日立の方の株主で、本当に運が良かったと思っています。

会社にとって、経営者は本当に大事ですね。この両社、技術力や社員の質は、それほど違わないような気がしますが、最も大きく違ったのは、経営者の差でしょうね。

さて、そんな東芝ですが、会社の経営陣や経済産業省を思いっきりディスった報告書を発表しちゃったもんだから、もう収集がつきません。

第3者の調査とはいえ、株主総会の議決に基づき正式に会社として行った調査ですので、東芝からも公式に公表されています。

【公式】会社法第316条第2項に定める株式会社の業務及び財産の状況を調査する者による調査報告書受領のお知らせ(東芝)

ディスられた張本人の役員(取締役2人、執行役2人)はトカゲのしっぽ切りで、さっそくクビです。株主総会直前だろうがお構いなしです。

あとは、事態を収集させるため、どうやら4月に辞任した(実質は解任された?)前CEOに全責任をなすりつけるおつもりのようです。

今後、あらたに、「第三者の参画も得て、速やかに客観的、透明性のある徹底した真相の究明を行い、責任の所在を明確化する」そうです。

また、第3者委員会ですか?

問題となった先の報告書をとりまとめたのも、外部の方による第3者委員会なんですが・・・

どうやら、自分たちに都合のよい結論が出るまで、「真相究明」を続けるおつもりのようです。

都合の良い結論とは、もちろん、すべての責任を、前CEOにおっ被せることでしょう。そうすれば、現経営陣の保身が図れますね。

いやいや、大人の世界は、怖いですね〜

筋書き通り、うまく事が運ぶのか、今後の展開に目が離せませんね♡

良い子のみんなにも、できるだけ早く、世の中の現実を教えてあげたほうが良いですね。

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